しばらく更新を怠っていました。
というのも、
前回の日記「大雨と・・・」を書いた晩に水かさが上昇し私の家も浸水。
近所の人がボートで助けに来てくれ、そのまま友人宅にご厄介になっていました。
家を脱出したときには、家の中にじりじりと水が浸入してきたところで、すでに夜も10時をまわっており、外はすっかり暗かったので家の中からはわからなかったのですが、庭はすでに池というより湖のような状態でした。
とるものもとりあえず、避難用(救助用)ボートで家から脱出し、そのまま友人宅へ避難しました。
2日後に家を見に行きましたが、芝生を植え青々としていた庭が薄茶色の水でいっぱいで貯水池のよう。ところどころに植物の葉の先が見えるといったありさまで、まだ水は全く引いておらず、家の中でも70cmくらいの深さがありました。
家の中では、ベッドのマットレスが浮いていたりと衝撃的な光景でした。
水が引くまで4晩かかりました。
ちょうど私のパートナーがアメリカに帰国していて不在だったこともあり、友人の厚意に甘え、彼が戻るまでそのまま滞在させてもらい、日中掃除に通っていました。
友人の厚意がなかったら、家でたった一人で夜を明かすことになり、考えただけで気が滅入ります・・・
最初の数日間は散らばったごみの掃除、床のブラシかけなどをし、その後、細かい作業(キッチン用品などのこまごまとしたものの掃除、消毒)になると、永遠に終わらない作業のように思えてきました。
クローゼット(といってもカラーボックスが大きくなった程度のもの)が使えなくなってしまったのですが、一人では分解することも出来ません。パートナーが戻ってきてようやく分解、そして板のカビ部分を取り除き、L字型の金具で棚をいくつも作りました。ちょっとしたDIY気分です。
現在は机ももうひとつ作って、仕事スペースも設け、洪水前よりよくなった位かも。
芝生は水に完全につかっていても大丈夫でした。それどころか水をたくさん与えられたためか伸び放題に・・・
家の中が大方終わったので今度は庭仕事です。
タイの別の県ではまだ水が引いていないところも各地にあり、避難生活を数週間も続けている人々もいます。
今回のことで考えたのは、やはり避難道具というのでしょうか、避難の際に持ち出す非常用品は用意しておいたほうがよいと実感しました。救助が来る数時間前に万が一のことを考えて貴重品類はまとめてバッグに入れておいたのが功を奏しましたが、救助される際にほかに持って出たものはタオル3枚・・・
着替えの服や下着類については考えが及ばず、後に購入することになりました。
慌てていると何が本当に必要なのかといったことには考えが及ばないのだということを実体験から学びました。
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